今回は「子供の筋トレ」についての記事です。
子供の筋トレは、成長期に行うと良くないと聞いたことがあると思います。
その理由として「身長が伸びなくなる」「関節を痛める」など色々な話があります。
しかし、成長時期に合わせた正しいトレーニングを行うことで成長に必要なホルモンの分泌を促すことができます。
そのため子供の筋トレについて、小学生・中学生・高校生と成長時期別のトレーニング方法をご紹介したいともいます。
前回は「中学生のトレーニング」についてご紹介しました。
今回は、高校生のトレーニングについて説明していきます。
結論
子どもの筋トレは成長によくないと考えられていることが多いです。
しかし実際は、絶対にだめということではありません。
成長時期に合わせた、正しい方法で行うことでたくさんのメリットがあります。
子どもの成長を助けたり、スポーツのパフォーマンスを向上させたり、ケガを予防することもできるのです。
これから、高校生のトレーニング方法をご紹介していきます。
高校生のトレーニング
高校生になるとある程度体が大きくなり、筋力も付き始めますが、身長の伸びが止まるといった成長期が終わる頃までは、高負荷の筋トレは避けた方が良いです。
ただし、筋力的に自重トレーニングだけでは物足りなくなった場合は、50〜60%1RM程度(詳しくは過去記事:筋トレ初心者が1RMについて分かるようになる を参照)の負荷強度でバーベルやダンベル種目を取り入れても良いと考えられます。
実施頻度は、1種目につき週2〜3回程度が推奨されます。
また、自重のスクワットを100回以上行なっているような場合でもバーベルを担いで行うなど、負荷を上げることで反復回数を減らせます。
ほかにもスロートレーニングを取り入れて、反復動作をゆっくり行うことで回数を減らして、トレーニング効率を上げることができます。
チンニング(懸垂)などは脊柱の成長軟骨を圧迫せずに高負荷をかけて、背中を中心に上半身を鍛えられる効果的な種目になります。
高校生が本格的な筋トレを実施する際は、専門知識を持った指導者から指導を受けながら行うことが良いと考えます。
まとめ
今回は「子供の筋トレ」についての記事でした。
子供の筋トレは、「身長が伸びなくなる」「関節を痛める」など成長期に行うと良くないと聞いたことがあると思います。
しかし、成長時期に合わせた正しいトレーニングを行うことでたくさんのメリットがありました。
小学生では、筋トレを行わなくても、日々のスポーツや遊びで体力や神経系の能力が発達します。
小学生はまだ骨格が出来上がっていないので、大きな負荷をかけるトレーニングはおすすめできません。
様々なスポーツや遊びを通して身体にたくさんの経験をさせるほうが、運動能力の向上につながります。
中学生は、自重トレーニングで筋トレを行います。
中学生は成長期に入り身長が急激に伸びます。
身長が伸びる時期には、成長軟骨が発達して骨が伸びていきます。
成長軟骨は柔らかいため、高負荷のトレーニングで強い衝撃を与えると障害を起こすこともあります。
そのため、中学生の年代であればまだ自重トレーニングを中心に正しいフォーム作りを目標に取り組むことが大切です。
高校生は体格が大きくなり筋力も付きますが、身長の伸びが止まるといった成長期が終わる頃までは、高負荷の筋トレは避けた方が良いです。
ただし、筋力的に自重トレーニングだけでは物足りなくなった場合は、50〜60%1RM程度(詳しくは過去記事:筋トレ初心者が1RMについて分かるようになる を参照)の負荷強度でバーベルやダンベル種目を取り入れても良いと考えられます。
実施頻度は、1種目につき週2〜3回程度が推奨されます。(詳しくは過去記事:1週間に必要な筋トレの回数とは を参照)
このように、小・中・高の年代に合わせたトレーニングを行うことで体力の強化や運動能力の向上などメリットがあります。
高校生の場合は、本格的な筋力トレーニングを行う場合や専門のトレーナーやパーソナルトレーナーに指導を仰ぐと良いと考えます。
参考文献
筋肉の機能・性質パーフェクト事典 2020年 石井 直方
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