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高血圧における生活習慣の改善 〜適正飲酒と禁煙について〜



高血圧について

「血圧が高いと健康に悪い」

ということは皆さんご存知だと思います。


前回は高血圧の対策として食事と体重管理について投稿しました。




高血圧の対策を確実に行うことで血圧を下げることができます。


そして、血圧を下げることで脳卒中や心疾患などの病気のリスクを低減することができます。


その第一歩となるのが、生活習慣の改善になります。


今回は、生活習慣の改善として適正飲酒と禁煙について紹介していきたいと思います。



高血圧とは?


高血圧とは、その名の通り血圧が高い状態を言います。


健康な人でも、日内変動があり時間帯や気温の変動、運動の影響などで一時的に血圧が高くなることがあります。


血圧が高めの時から生活習慣の改善が必要


高血圧の診断には至らないが、正常血圧でもないことを「正常高値血圧」「高値血圧」といいます。


このような状態から血圧管理のために「生活習慣の改善」が推奨されています。


生活習慣の改善の方法として節度ある飲酒と禁煙があります。


適性飲酒



毎日アルコールを摂取する、摂取量が多くなると、血圧が高くなります。

普段からお酒を飲む人は、飲む量や時間を決め、お酒を飲まない休肝日を設ける必要があります。

 

・成人男性の適量(エタノールが20mL〜30mL/日)

ビール中ビン1本

缶チューハイ350mlを1本

日本酒なら1合

 

・成人女性の適量(エタノールが10〜20mL/日)※男性の半分

ビール中ビン0.5本

缶チューハイ350mlを0.5本

日本酒なら0.5合

*出典:高血圧治療ガイドライン

 

禁煙について



タバコを吸っている方は、禁煙をしたほうがいいと考えます。

タバコに含まれるニコチンには強力な血管収縮作用があります。

 

具体的には1本のタバコを吸うことで、15分以上にわたり血圧が10〜20mmHgほど高くなると言われています。


タバコに含まれる有害物質


① ニコチン

・血管を収縮させ血圧が上昇

・血液の流れを悪くする ・中性脂肪の原料となる遊離脂肪酸を増やす

・麻薬にも劣らない依存性

 

② 一酸化炭素

・細胞が酸素不足になってドロドロした血液になる

・血管壁を傷つける

 

③ タール

・健康な細胞をがん細胞に変化させ、増殖させる

また、タバコには、血液中の悪玉コレステロール(LDL-コレステロールを増やして、善玉コレステロール(HDL-コレステロールを減らす作用がすります。


血圧を上昇させる作用との相互作用により動脈硬化が進み、狭心症や心筋梗塞などの心疾患脳出血や脳梗塞などの脳血管疾患などのリスクが高まるといわれています。


高血圧になる前から節度ある飲酒や禁煙を行い血圧が上がらないように管理していきましょう。


参考情報

 

 

 



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