今回は「子供の筋トレ」についての記事です。
子供の筋トレは、成長期に行うと良くないと聞いたことがあると思います。
その理由として「身長が伸びなくなる」「関節を痛める」など色々な話があります。
しかし、成長時期に合わせた正しいトレーニングを行うことで成長に必要なホルモンの分泌を促すことができます。
そのため子供の筋トレについて、小学生・中学生・高校生と成長時期別のトレーニング方法をご紹介したいともいます。
前回は「小学生のトレーニング」についてご紹介しました。
今回は、中学生のトレーニングについて説明していきます。
結論
子供の筋トレは、成長時期に合わせたプログラムを行うと良いと言われています。
子どもの筋トレは成長によくないと考えられていることが多いですが、絶対に「ダメ」ということではありません。
成長時期に合わせた、正しい方法で運動や筋トレを行うことでたくさんのメリットがあります。
子どもの成長を助けたり、スポーツのパフォーマンスを向上させたり、ケガを予防することもできるのです。
中学生のトレーニング
中学生になると子供が成長期に入り身長が急激に伸びます。
運動部に入れば部活動の中でトレーニングを行うことがありますが、中学生の年代であればまだ自重トレーニングを中心に正しいフォーム作りを目標に取り組むことが大切です。
1年間に5〜10cmほど身長が伸びるような時期には、コツの両端にある成長軟骨が発達して骨が伸びていきます。
成長軟骨は柔らかいため、高負荷のトレーニングで強い衝撃を与えると障害を起こすこともあります。
特にスクワットなど重いバーベルを担ぐ種目は、脊柱(背骨)の成長軟骨が圧迫されるため、できるだけ避けた方が良い種目になります。
まとめ
子供の筋トレは、「身長が伸びなくなる」「関節を痛める」など成長期に行うと良くないと聞いたことがあると思いまが、成長時期に合わせた正しいトレーニングを行うことでたくさんのメリットがあります。
小学生では、筋トレを行わなくても、日々のスポーツや遊びで体力や神経系の能力が発達します。
小学生はまだ骨格が出来上がっていないので、大きな負荷をかけるトレーニングはおすすめできません。
様々なスポーツや遊びを通して身体にたくさんの経験をさせるほうが、運動能力の向上につながります。
詳しくは前回の記事をご覧ください。
中学生は、自重トレーニングで筋トレを行います。
中学生は成長期に入り身長が急激に伸びます。
身長が伸びる時期には、成長軟骨が発達して骨が伸びていきます。
成長軟骨は柔らかいため、高負荷のトレーニングで強い衝撃を与えると障害を起こすこともあります。
そのため、中学生の年代であればまだ自重トレーニングを中心に正しいフォーム作りを目標に取り組むことが大切です。
このように、小・中・高の年代に合わせたトレーニングを行うことで体力の強化や運動能力の向上などメリットがあります。
参考文献
筋肉の機能・性質パーフェクト事典 2020年 石井 直方
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